タワーマンションの空調設備として採用されるファンコイルユニット(FCU)は、家庭用ルームエアコンとは異なる仕組みで動作するため、対応できる業者が限られます。今回は横浜市みなとみらいエリアのタワーマンションにて、木村工機製ファンコイルユニット(KCS3-300GCM074A)の分解洗浄を施工しましたので、作業の詳細をご紹介します。
施工概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施工エリア | 神奈川県横浜市(みなとみらいエリア) |
| 建物種別 | 分譲タワーマンション 〇✖階 |
| メーカー・機種 | 木村工機株式会社(KIMUKOH)KCS3-300GCM074A |
| 機種タイプ | カセット形ファンコイルユニット(天井埋込型) |
| 冷温水方式 | 2管式(冷温水切替方式) |
| 製造年 | 2007年(施工時点で約19年経過) |
| 作業時間 | 約1.5〜2時間/台 |
| 施工料金 | 33,000円(税込) |
依頼のきっかけ
居住者様より「エアコンの冷えが悪くなった」「運転するとカビのような匂いがする」とのご相談をLINEでいただきました。
物件はみなとみらいエリアのタワーマンションで、竣工から約19年が経過。住戸には天井埋込型のファンコイルユニットが設置されており、中央熱源から供給される冷温水を利用して冷暖房を行う2管式の設備です。
ご入居以来、一度も分解洗浄を行ったことがないとのことでした。ファンコイルユニットはフィルターのみ清掃していても、内部の熱交換器やシロッコファン、吹出口グリルは汚れが蓄積し続けます。
施工前の状態(Before)
吹出口グリル裏側のカビ・ホコリ

グリルを取り外すと、裏側には黒いカビと茶色い粉塵が層をなして付着していました。19年分の汚れが蓄積した状態で、目視でも汚染の深刻さが確認できました。この状態で運転すると、吹出し空気とともにカビ胞子が室内に拡散します。
熱交換器(コイル)のホコリ目詰まり

熱交換器のアルミフィン間にはホコリがびっしりと詰まっており、本来は細かなスリット状の通風路がほぼ塞がれた状態でした。この状態では冷暖房効率が著しく低下し、設定温度に対して効きが悪くなるのは当然の結果です。
施工内容
1. 電源遮断・養生
ファンコイルユニットの電源を遮断し、床・家具・建具を養生シートで保護します。タワーマンションでは床材やクロスの保護が特に重要であるため、作業経路も含めて丁寧に養生を行いました。
2. パネル・グリル分解
天井パネル・吹出口グリル・エアフィルターを順番に取り外し、各部品の汚染状態を確認します。木村工機KCS3シリーズは天井カセット形の標準的な納まりで、分解は手順通りに進みました。
3. 熱交換器の高圧洗浄
専用洗剤をアルミフィンに塗布し、高圧洗浄で汚れを溶解・除去します。ファンコイルユニットは中央熱源の冷温水配管が接続されているため、配管接続部に水が掛からないよう養生しながら洗浄します。排水は既設のドレン配管を経由して自然排水されます。
4. シロッコファン・各部品の洗浄

本体から取り外したシロッコファンも、ファンブレード1枚ずつ汚れを除去します。ファンの汚れは送風効率の低下と騒音増加の原因になります。
5. 吹出口グリルの洗浄

洗浄前

洗浄後
真っ黒だったグリルが樹脂本来の白色に戻りました。専用洗剤と高圧洗浄の組み合わせにより、カビと粉塵を完全に除去できています。
施工後の状態(After)

熱交換器・洗浄前

熱交換器・洗浄後
アルミフィンが本来の銀色に戻り、フィン間の通風路が完全に開通しました。冷暖房効率の大幅な改善が見込まれます。施工後に試運転を行い、異音・水漏れがないことを確認してお引き渡ししました。
木村工機ファンコイルユニットについて
木村工機株式会社(KIMUKOH)は、業務用・集合住宅向け空調機を専業とするメーカーです。中央熱源式タワーマンションや大規模マンションのファンコイルユニットとして広く採用されており、今回施工したKCS3シリーズもタワーマンション向けの天井カセット形FCUの代表機種の一つです。
家庭用ルームエアコン(冷媒式)を扱う一般的なクリーニング業者では、ファンコイルユニット(冷温水式)の構造に対応できないケースがほとんどです。R&Cサービスでは、2管式・4管式どちらのファンコイルユニットにも対応した分解洗浄を承っています。
タワーマンションのファンコイル洗浄をお考えの方へ
今回の物件のように設置から10年以上経過していても一度も分解洗浄されていないファンコイルユニットは非常に多くあります。以下の症状がある場合は、早めのご相談をおすすめします。
- 冷暖房の効きが以前より明らかに落ちた
- 運転時にカビ・ホコリのような臭いがする
- 吹出口グリルの隙間から黒い汚れが見える
- 入居10年以上で一度も分解洗浄をしていない
機種・台数・設置状況に応じたお見積もりを無料で承っております。天井点検口を開けた際の銘板写真(メーカー名・型番が記載されたシール)をLINEで送っていただくだけで概算料金をご案内できます。
詳しくはファンコイル分解洗浄サービスページをご覧ください。
よくある質問
Q. ファンコイルユニットとルームエアコンの洗浄はどう違いますか?
A. ルームエアコンは冷媒ガスで熱交換しますが、ファンコイルユニットは中央熱源から供給される冷水・温水で熱交換します。配管接続部の止水処理や2管式切替弁の扱いなど、専門知識が必要なため、ルームエアコン専門の業者では対応できません。
Q. 横浜市のタワーマンションでも対応できますか?
A. はい、対応可能です。今回のみなとみらいエリアをはじめ、横浜市全域・川崎市に対応しています。エリア外の場合も遠方割増のご相談を承っておりますので、まずはLINEまたはお電話でご相談ください。
Q. 木村工機以外のメーカーにも対応していますか?
A. 東芝キヤリア・三菱重工サーマル・ダイキン・日立・パナソニックなど主要メーカーのファンコイルユニットに対応しています。型番がわからない場合は銘板写真をLINEで送っていただければ機種を確認できます。
エアコン・ファンコイルの洗浄はR&Cサービスにご相談ください
横浜市・東京都・千葉県・埼玉県・茨城県対応
ファンコイルユニット(2管式・4管式)・天井カセット形・業務用エアコンの分解洗浄
銘板写真をLINEで送るだけで無料見積もりを当日中にお返しします
受付時間 8:00〜20:00 / 代表 嶋守洋(第2種電気工事士)


